2013年 02月 19日
キャンディ初七日
亡くなる日も前日とは違い、キャンディのあまりにも咳き込んでしんどそうな様子に、病院へと走りましたが、私の訴えが悪かったのか、術後はこんなものと・・・気づいてもらえませんでした。
様子をみるしかないと、特別な処置もしてもらえず、このような結果に・・・。
手術中の麻酔ガスを流すためのチューブを気管に入れていたことにより誘発された肺炎によるものでした。体力のない老犬にとって、肺炎は命取りになる・・・と言っても、あまりにも急すぎます。手術が無事終わり、後は元気になってくれるものと思っていた矢先の出来事だったので、辛すぎます。後悔しても仕方ありませんが、迷いに迷った末に決断した手術が間違いだったのか・・・
それよりも、腫瘍があんなに大きくなる前に・・・もっと早く手術を決断していれば、こんなことにはならなかっただろうに・・・
くやしいです・・・辛いです・・・
思うこと、考えることは色々ありますが、どんなに思っても、考えても・・・キャンディはもう戻ってきてはくれません。
思い起こすのも辛いのですが、気持ちを整理するためにも、サリーの時と同じように記録として残しておきたいと思います。
1997.4.28 キャンディ誕生
1997.7. キャンディ、我が家へやってくる
以降、亡くなる直前まで病院とは縁のなかったサリーとは異なり、
アレルギー性湿疹、皮膚炎、外耳炎、目の炎症・・・等で
ちょこちょこと病院のお世話にはなっていたキャンディ
2008.5 体重6.6kg。犬生最高記録!(→★)
2008.9 キャンディのお腹に小さな小さなしこりを発見。乳腺腫瘍の疑い。
2009.5 健康診断で初めて貧血気味と指摘される。体重5.4kg(→★)
2010.2 歯周病がかなり酷くなってきており、一度に4本の歯が抜ける。(→★)
2010.9 時々目の焦点があってないようで、遠くは見えてるけど、どうも近くがよく見えてない様子。
鼻も鈍ってきてるようで、足元に落ちたおやつにも度々気づかず。(→★)
2010.9.21 椎間板ヘルニア発症(→★)
2週間程のステロイド剤投与で解消(→★1.★2.★3)。その後、亡くなるまで発症せず。
2011.5. 健康診断、貧血と心臓雑音の指摘あり。心臓のお薬を飲ませ始める。(→★)
子宮からの分泌液により、子宮の病気の可能性も指摘。
歯周病もかなり酷くなってきているようで、リンパの腫れと臭いのきついヨダレだけでなく鼻水のようなものも出てくる。
抗生物質処方と共に、薬剤感受性検査。(→★)
以降、心臓のお薬と共に、薬剤感受性検査結果に基づく抗生物質継続処方
※心臓のお薬は亡くなるまで継続。抗生物質は症状がマシになる翌年2月末頃まで。
体重4.8kg
2012.5. 心臓・・・悪化傾向もなく現状維持(軽い雑音あり)
乳腺腫瘍・・・数も増えかなり大きくなってきているものの、リンパは腫れてないし、良性みたいなので、とりあえずはOK
やはり、貧血指摘あり。(→★) 体重4.4kg
2012.10. この夏は暑さにも負けずとっても元気で、食欲も落ちず、体重5.2kg(→★)
2012.12.末 歯周病で左奥歯が抜けて、舌先がほぼずっと出た状態となる(→★)が、それなりに元気なキャンディ。
乳腺腫瘍は、かなり大きくなり自壊寸前。
2013.1.27 乳腺腫瘍からかすかに血がにじんでいる。抗生物質を飲ませる。
2013.1.30 自壊した乳腺腫瘍から大出血。(→★)
2013.2.1 心臓のお薬に加え、抗生物質、ステロイド、止血剤及び、血液検査結果より
貧血が酷いので、鉄分のサプリも処方で、1週間の様子見。
2013.2.9 乳腺腫瘍の手術実施。同時に歯周病の抜歯・歯石取り。(→★)
※乳腺腫瘍は、キャンディの手術中の状態により、一番大きく自壊したものとそのすぐ横にあるものだけか、
他大きくなりかけている3つも同時にとるか検討結果、全て除去。
それ以外にも自壊の恐れのない小さなものも多数あるが、そちらはとらず、子宮もそのまま温存。
手術時間1時間半。術後、すぐ麻酔より醒めたとのこと。
術後、思ったより元気で意識もしっかりしており、自分で歩く。餌も欲しがったので、いつもの1~2割程度の
流動食を与える。
気管にチューブを通していたため、変な咳と声が嗄れている。
2013.2.10 完全に麻酔や痛み止めがきれ、昨日より辛そう。餌も食べず。朝夕2度ほど嘔吐。
トイレは小のみ。まだ咳もあり。キズ口周辺にかなり浮腫みあり。病院へは電話のみ入れる。(→★)
2013.2.11 普段の6割程度の餌(レバーを混ぜたフード)。昨日までの咳や嘔吐はなし。
丸くなってずっと寝ていた昨日に比べ多少の動きあり、トイレは夕方大も少しだけあり。
異常に寒がる、熱がある模様。舌の色が悪い。(→★)
2013.2.12 術後、初めて病院へ。
前足の緊急時の血管確保のチューブをはずす。
キズ口の消毒及び、浮腫み取りの注射をうつ。一番大きなキズ口から、分泌物がかなりでている。
舌の色昨日よりはマシにみえる。餌(レバーを混ぜたフード)は普段の2割程度
処置後にもらったササミジャーキーの食いつきはよい。パンもよく食べる。
2013.2.13 8:00 朝から咳をしており、パンと共に与えた薬は飲んだがその他、フードやレバーは食べず。
9:00 餌を置いたまま所用のため外出
11:30 帰宅すると少し食べようとした形跡あり。
(しかし、歯も悪いため、通常より食事時はカラーを外すか、手で口元に持っていって与えるか
でないとほぼ食べれない。)
手で与えてみると、2~3口、力なく食べて、後は要らない様子。
咳が朝より酷くなっており、咳き込んだ後、時折喉に何かひっかかってるかのようにむせる。
カラーをはずして様子をみる。横になると余計に咳が出て苦しい様子で、頭をあげる。
しんどくて眠れないよう。息が荒い。
16:00 ますます咳き込みが酷く体全体息をして辛そうなので、キャンディを連れて夕方の診察へと
病院へ車を走らせる。車中では咳き込みと共にヨダレが酷い。
17:00 キズ口の消毒及び、分泌物のスタンプ検査。
分泌物は、リンパ液であることが判明。
※通常、腫瘍はそこに入り込んでいる血管とリンパを止めてから大きめに切り取るが、
自壊した腫瘍はかなり大きく、後足に近いそれをさらに大きめに切り取ると、
座ったり歩いたりできなくなる可能性があるため、今回は最小範囲でイレギュラーな
処置をしたため、じわじわ少しずつ出てくるリンパが止めきれてなかったらしい。
これは、いずれは止まるので、そのまま自然に止まるのを待つしかないとのこと。
ただ、このリンパ液が出ている間はキズ口はつかず、時間がかかり可能もしやすい状態
なので注意が必要とのことで、今処方されている抗生物質とは違う成分の抗生物質を
さらに追加。
咳に関しては、術後すぐにしていたものとはまた違いかなり咳き込んで苦しそうなことや、
横になると酷くなるし、一旦治まっていたのもありそれとは違うのではないかということも
訴えたが、昨日はたまたま治まっていただけで、術後1週間ほど続く場合もあるので
様子をみてくださいと言われ、特に何の処置もなく、とりあってもらえなかった・・・
帰りにもらったササミジャーキーも食べたため、大丈夫だと・・・
18:30 キャンディを連れて帰宅。車の中でも咳き込みますます苦しそう。ヨダレが酷い。
車から降ろすと、玄関にそのまま座り込んで動けない様子。
暫くして動こうとすると後ろ足が立たず、よろける。
キャンディを抱っこして、少しでも楽なようにカラーをはずして、いつもの毛布の上に寝かせる。
19:00 何度か立ち上がれずよろけながらも何とか立ち上がり、トイレに行く。
きちんとトイレシートの上で小。大もしたそうだが、後ろ足を踏ん張れず転ぶ。
何度かチャレンジするも踏ん張れず・・・最後は転びながらほんの少しだけ出た模様。
その後も自分から毛布へ倒れこむように戻る。
キャンディが好きだったヨーグルトやレバーを口元に持っていくが、食べず。
もちろん薬も飲ませられる状態ではなし。
19:30 病院へ連絡してみるも、診察時間(19:00迄)は終了しているため、留守電に切り替わる。
20:00 私が別室へ行こうとすると起き上がり、立たない後足を引きずりながらも前足だけで体を支え
必死でついて来ようとする。びっくりして戻ると、その場に倒れこんだ。
20:30 ストーブ前だったため、しばらくその場で様子見後、抱っこして毛布へ戻す。
※寒がりのキャンディは、通常よりその場所にいることが多かったので。
21:00 咳込みがマシというより、しんどくて咳も出来ない様子。息がますます荒い。
目も虚ろで、口は開いたままよだれをたらしている。
21:30 体全体で荒かった息が、体の動きがなくなってきていることに気づく。
目の動きがおかしい。
21:45 力ない声で小さくキューンと一度鳴く。
慌てて見に行くと、小さくひきつけを起こしており、意識もないよう。
どんどん息が小さくなっていく。
21:55 キャンディ、力尽きて・・・永眠
死因は・・・手術中の麻酔ガスを流すためのチューブを気管に入れていたことにより誘発された肺炎によるもの。
キャンディ、享年15歳10ヶ月でした。。。